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■臨床研修プログラム1 大学病院のレジデントとして

大学病院での研修は、特定機能病院ならではの先端医療に関わる症例、急性期症例のリハビリについて学ぶことができます。
慶應義塾大学病院では各診療科からの依頼を受け、術後の体力改善から廃用の予防といった一般的なプログラムから、表1に示すような専門的プログラムを提供しています。特に脳卒中急性期に関しては神経内科と連携し、併診チームとして早期からのリハビリテーション介入を行い、高い治療効果を挙げています。早期退院に必要な受け皿の整備へ向けて、近年では地域リハビリテーションの拡充にも力を注いでおり、東京都西部地域リハビリテーション支援センターとして普及推進活動を行っています。研修では急性期病院から回復期、維持期への流れを理解し、マネジメントする能力を実践的に高めることができます。
リハビリ科は6床の固有病床を有し、外来では対応が困難な症例に対してリハビリ医療を提供しています。リハビリ医学の視点から全身評価、管理を行うとともに、他職種とのカンファレンスなどを通じて主治医としての資質を養います。
その他にも当科では骨髄移植などで専門チームを設け、治療プログラムを強力にサポートするとともに、外来ではリンパ浮腫外来の開設のほか、ジストニアに対するボツリヌス療法や脳卒中片麻痺に対するCI療法など、高度な先端治療にも対応しています。こうした高度先進リハビリについても学習する機会を用意しています。
(表1) 対象疾患
| 脳卒中 | 麻痺の回復促進、痙縮コントロール、反側空間無視プリズム療法、装具処方 |
| 脊髄損傷 | 排尿管理、合併症管理、車いす処方、対麻痺歩行再建、褥瘡対策 |
| 頭部外傷 | 高次脳機能障害評価、社会復帰 |
| 抹消神経障害 | 筋電図評価、装具処方 |
| 神経筋疾患 | 車いす処方、NPPV、環境制御装置 |
| 四肢切断 | 義肢処方、適応判定、歩行訓練 |
| 関節リウマチ | 自助具検討、スプリント作成 |
| 心筋梗塞 | 心負荷に対するリスクマネジメント、AMIクリニカルパス |
| 慢性呼吸不全 | 呼吸リハビリ、筋力トレーニング |
| 悪性腫瘍 | 術前リハビリ、食道がん嚥下障害、化学療法、骨髄移植フィットネスプログラム |
| リンパ浮腫 | マッサージ、バンデージ指導 |
| 脳性麻痺、発達障害 | 発達評価、シーティング、ブロック療法、歩行器処方 |
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